株主会社とは、経営者が、株主の有限責任の下に、資金調達して、営利事業を行い、利益を出資者に分配する企業(法人)をいう。
(1)経営者と株主の関係
会社の最高意思決定機関は、株主を構成員とする株主総会であり、株主は、取締役にその経営を委任する関係となります。(所有と経営の分離)
(2)有限責任とは
株式会社において、株主は、その出資した会社財産のみに責任を負います。
(3)資金調達とは
資金調達には、株式を発行して出資してもらう自己資本(資本金)による調達方法と金融機関等から借り入れ(負債)をしてする他人資本による調達方法があります。借りたお金は、会社が赤字でも必ず返さなければならないのに対して、資本金は返す必要がないという違いがあります。
(4)営利事業と利益分配とは
株式会社は、営利を目的とし事業をおこない、会社が得た利益は、その構成員である株主に配当として分配します。
(5)法人とは
法人とは、法律により「人」として権利能力を与えられたもの。(法人法定主義)
例えば、法人として、契約主体となったり、不動産登記の名義人となることができます。